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クリエイティブ:キルトジャーナル
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2004年3月
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小さいことから始めよう
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小林恵
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2003年の秋、砂浜美術館のキルト展でアムステルダムからやってきた建築家、栗田ヨシヒロさん、川西康之さんという二人の素敵な青年に会いました。 将来の絆を作るためには、新しい駅作りが必要というコンセプトを企画した、環境を含むスペースデザイナーでありカルチャープランナーです。キルト展のために臨時停車駅を作り、海辺を歩きながら自然を体験し、展示場に人を誘導する企画です。彼たちは自から列車に乗り込み、乗客に説明し途中下車させ、楽しみながら浜辺を歩き、キルト展会場につれてきたのです。乗客は十数人でしたが、ある家族は時間の都合上参加できませんでしたが、他は皆参加し、途中で下車しました。大きな企画ですが「小さいことから始めよう」を自ら実践したことに心から感動しました。環境をデザインし、アイデアを実現させ、今まで誰も考えなかった新しいスペースを発見し、ライフスタイルを変えていくという画期的な企画です。まさしく砂浜美術館にぴったりのアイデアです。素晴らしい自然環境がどれほど大切かを知っている私たちが、小さなことへの無関心から破壊へと導いています。何も考えないで暮らすほうが簡単ですが、“小さいことから始める”のは誰でも出来ます。 始めて訪れた人は、所蔵品も無く、施設すらない砂浜美術館で学ぶことは大きいのです。自然を舞台にキルトを展示する画期的なアイデアは、まさに出来ることから、小さいことから始めた大きなアイデアです。参加した人はこれなら誰にでも作れる、私も出来ると勇気づけられます。膝の上でキルト作るだけでなく、パターン化された生活を変えるために、積極的に社会に参加しましょう。
アメリカンキルトは家族の暮らしを彩ったばかりでなく、お互いに助け合い、アイデアを分かちあい、やがて女性たちの暮らしのモットーを社会に発言していく旗印にもなりました。女性の暮らしを雄弁に語り、社会現象を起こしたクラフトはキルトだけです。日本は今、何百万人というキルターがキルトを作っています。女性たちが、かつてないほどキルトで経済的にも独立できたのは本当に喜ばしいことです。しかしながらキルト作りの精神からほど遠いことが起こっているのも現代の悲しさなのでしょうか。 砂浜美術館にきて、キルトの展示を眺め、新しく発見することがあります。それは特に都会の生活では忘れ去られた自然のスペースと、精神的スペースです。 お問い合わせは砂浜美術館へ: http://www.gallery.ne.jp/~sunahama/ |
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ニューヨークより、小林恵
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砂浜美術館には建物がありません。自然が美術館です。11月13,14,15の3日間、美術館ではキルトの公募展応募者のキルトをすべて展示します。美しい自然に恵まれた大方町は自然が展示場です。青い空、海、松原を背景にキルトが展示され、キルトの前にはピンク色のラッキョウの花畑が広がります。あぜ道を歩きながらキルトを見たり、車道から自然の舞台に映えるキルト全体を見るのは心が躍ります。そして近くから見るキルトのデザインと遠くから見るデザインの違いを発見します。それはとても新鮮な驚きです。誰でも作れるのがキルトの良さです。2004年の砂浜美術館のキルトコンテストに応募してみませんか?自然環境をよりよくするために、皆さんの関心ごとをキルトに縫いこみ、発言しましょう。小さな出発も皆でやれば大きくな結果が生まれます。 愉快な雑巾コンテストもあります。美しい松原が作品、沖に見える「くじら」が作品、波と風が砂浜にデザインする「模様」が作品、砂浜に残った「小鳥の足跡」が作品、流れついた「漂流物が作品」、「空と海と雲」が作品、「風にそよぐラッキョウの花畑」も作品、眼に映るすべてが作品になります。アイデア雑巾、又、やさしい絵を雑巾に縫いこみましょう! ・・・ ・・・・・・小林恵からのお願い・・・ ・・・ ・・・ 小さいことからスタートしましょう
■作り方 砂浜美術館:789-1931高知県幡多郡入野176−2 http://www.gallery.ne.jp/~sunahama/ ![]() ![]() ![]() ▲送られてきた雑巾の数々 |