アメリカ人形 小林恵コレクション



小林恵著「アメリカ人形」文化出版局1980年 撮影:小川隆之
 このコレクションは1830年から1930年までの100年間のアメリカの遊び人形を著者が一つ一つニューイングランド地方で長い間掛かって集めたものです。上等の洋服を着ているフランス人形はドレスのサンプルとして注文をとるために人形に着せられたものですが、私が興味を持った人形は母親が子供たちに作ってあげた遊び人形です。抱きしめたり、いじめられたり、子供たちの手垢のついた暮らしを想像できるような人形が好きです。手首や肘にステッチをする事で関節が動くようになった人形や、眼は古ボタンで、ネジを回すと歩くようになったり、眼が閉じたり開いたり、お腹を押すと「ママ−」と泣くまで人形にはそれぞれパテントがとられて発展していきました。

アイデアは次ぎのアイデアに発展し、こんな小さな事にでもビジネスにしていったアメリカのエネルギーを感じる事ができます。

 洋服も当時着ていた人たちと同じく素朴なもので、キルトとおなじく残り布で作られていること、キルトが作られた同じ年代のものである事からも当時のアメリカの暮らしを反映している貴重なコレクションです。 第1次世界大戦後、アメリカは世界をリードする人形産業に到達しました。このコレクションは棒に洋服を着せてある人形から1930年以後、シャリーテンプルなどのキャラクター人形が生まれるまでの手にハートを感じるアメリカの人形史です。

小林恵アメリカ人形コレクションの一部を紹介します。
コマーシャル・クロスドール

アラバマ・インディストラクゲィブル人形

ドプシータービー

顔はリトグラフ印刷

合生物の人形

ブラックドール

写真は3点とも「アメリカ人形」文化出版局より抜粋

小林恵の人形コレクション100点、ベッド、キルト、揺り篭等、小物70点

小林恵 ニューヨークジャーナル ライフスタイル クリエイティブ 日米草の根文化協会 読者のご意見箱